こんにちは、じっと(@jittoblog)です。
今回ご紹介する施設は、関西地区の銭湯『辰巳温泉』です。
辰巳温泉は、6000冊以上の漫画や雑誌、絵本などが自由に読めるロビーがあり、
お風呂だけでなく、入浴後ものんびりとした時間が過ごせる施設。
『辰巳温泉』といえば、サウナーから注目が集まる「瞑想サウナ」が特徴。
薄暗く静寂の中で楽しむサウナは、一味違うととのい体験に出会えます。
一味違うだけでなく、高めの温度設定と湿度のバランスが絶妙なボナサウナは、
玄人の方も納得のクオリティです。
新たなカタチの銭湯が楽しめる『辰巳温泉』のお風呂とサウナ、
気になった方は、是非覗いてみてください。
では、紹介していきます。
辰巳温泉基本情報
- 銭湯
- 営業時間 14:00−翌日12:00(オールナイト22時間営業)
- 定休日 毎週木曜日
- 入浴料 大人(高校生以上)520円 中学生380円 小学生200円 幼稚園以下100円
- 毎月1日、15日は高齢者(70歳以上)割引で入浴料330円
- サウナ100円 貸しタオル50円 貸しバスタオル150円 貸しタオルセット200円
- 回数券10枚綴り4900円
- おこもりサウナ (貸切サウナ)1枠980円/入浴料別途必要
- ①タオル②バスタオル③サウナマット④アロマ3種類が料金に含まれます
- 1日30枠(男15枠女15枠)1枠70分 1枠1名のみ利用可
- 完全事前予約制⇨おこもりサウナ予約専用サイトより予約
- 駐車場 店舗前に2台完備
- 最寄駅 JR阪和線長居駅より徒歩10分程度
辰巳温泉のロケーション
辰巳温泉がある大阪市住吉区は、住宅街が広がり長居公園などもある自然豊かな地域、住みやすい街としても人気のエリアです。長居公園には、「大阪市立自然史博物館」やJリーグに所属するプロサッカーチーム「セレッソ大阪」のホームスタジアムとして試合を行う「ヤンマースタジアム長居」などがあります。
辰巳温泉ってどんな銭湯?
『辰巳温泉』は、現オーナーから銭湯経営を引き継いだニコニコ温泉(株)が2022年7月にリニューアルした銭湯です。『辰巳温泉』は、ロビーに6000冊以上の漫画があるほか、静寂の中、焚き火の動画と鐘の音が響く暗い部屋で楽しむ「瞑想サウナ」が特徴の銭湯。軟水を使用した深めの水風呂が楽しめるほか、ととのいイスが浴室内に完備されていたりとサウナーには嬉しい設備が充実しています。また、事前予約で貸切サウナが楽しめる「おこもりサウナ」というサービスも開始され、サウナーからの注目度も急上昇中の施設です。
辰巳温泉施設案内
エントランス
辰巳温泉入口
白いシンプルなのれんが印象的。
下駄箱
ブーツが収納できる下駄箱も用意されています。
券売機
サウナ利用する場合は、サウナ100円を購入する必要があります。現金のほかクレジット、電子マネー、QRコード決済も可能。その際は、直接フロントで支払います。
フロント
チケットと一緒に下駄箱の木札を預けると、サウナ利用者とわかるバンドを渡してもらえます。サウナ利用時は身につけておきます。
脱衣所
男湯のれん
脱衣所(男湯)
脱衣所にはベンチのほか内気浴ができるととのいイスが設置されています。
ドレッサー(男湯)
ドライヤー2台設置されていて無料で利用できます。化粧水や綿棒なども完備しています。
洗面台と冷水機(男湯)
バッチリ水分補給できます。
レトロなマッサージチェア(男湯)
まだまだ現役のマッサージチェア。なんと無料で利用できます!
女湯のれん
脱衣所(女湯)
中央にベンチと椅子が用意されています。中央にロッカーがないので広々とした空間です。
ドレッサー(女湯)
こちらにもドライヤー2台設置、無料で利用できます。
ウォーターサーバー(女湯)
こちらもバッチリ水分補給できます。
レトロなマッサージチェア(女湯)
お風呂
お風呂は5種類(深湯、浅湯、超音波風呂、電気風呂、露天風呂)があり、男湯と女湯同じ設計になっています。温度は42℃程で深湯から供給されたお湯が奥の浅湯の方に循環するような浴槽になっているので、浅湯の方が少し温度が低く感じます。奥にサウナと水風呂、露天風呂があります。
男湯内観
女湯内観
かけ湯(男湯)
深湯(女湯)
浅湯(男湯)
超音波風呂と電気風呂
露天風呂(男湯)
子ども湯(男湯)
小さなお子様も楽しめるお風呂が用意されています。女湯にも同じお風呂があります。
洗い場(女湯)
シャンプー、リンス、ボディソープが備え付けてあり無料で利用できます。手ぶらでも安心ですね。男湯も同じように備え付けられています。
お風呂セット待機棚(女湯)
男湯にも同じ棚が設置されています。
浴室内天井
アーチ型になった天井には窓があります。陽射しが取り込まれることで浴室内は明るい雰囲気になり良い感じです。
サウナ
辰巳温泉のサウナは。薄暗い室内、ループする焚き火の映像と音、時より流れる鐘の音により独特の雰囲気が味わえる「瞑想サウナ」が特徴です。温度と程よい湿度のバランスが絶妙なボナサウナ。下段に座っていても足元からしっかりと熱が伝わり、玉のような汗がしっかり出てきます。
サウナ室入口(男湯)
階段が少し急なので登り降りは注意が必要です。
サウナマット(男湯)
サウナ室に上がる階段付近に用意されています。女湯も同じものが用意されています。
瞑想サウナの楽しみ方
辰巳温泉サウナのルール
瞑想サウナ室(男湯)
実際はもう少し暗めの室内。7人程が入れるスペース。
サウナ室内温度(男湯)
男湯側のサウナ室は100℃でした。15分まで計れる砂時計とおそらく5分計れる砂時計があります。
サウナハット掛け(男湯)
サウナ室入口(女湯)
サウナハット掛けもあります。
サウナ室内(女湯)
男湯と同じ設計になっています。
サウナ室内温度(女湯)
女湯側は少しマイルドな設定になっています。
瞑想サウナ室内動画
薄暗いサウナ室、静寂の中に響く焚き火の音と鐘の音、没入感が凄いです。
おこもりサウナ
完全事前予約制の貸切サウナ。1日30枠(男15枠女15枠)設けられていて、1枠70分あり1名で利用。専用予約フォームから事前予約することで入浴が可能です。自分の好きな音楽をかけながら、3種類のアロマを使ったセルフロウリュが楽しめる貸切サウナです。辰巳温泉HPに「ご利用の流れ」が動画で紹介されていますので、事前に確認しておくと当日スムーズにサウナが楽しめます。
おこもりサウナ(男湯)
同じサイズのサウナが女湯側にも設置されています。
おこもりサウナ室内
1人用のコンパクトサイズのサウナ室。自分のペースで楽しめる貸切サウナ、良いですね。
水風呂
軟水を使用した水風呂は、水温16℃の設定。深めの浴槽なので程よい水圧を感じながらやわらかい水質の水風呂が楽しめます。
水風呂(男湯)
水風呂(女湯)
休憩
カランの数を減らして設置された内気浴スペース。近くにシャワーヘッドが設置されていますので、休憩後も簡単に水で流せます。限られたスペースの中でととのいイスを設置してくれているのは嬉しいですね。サウナ愛を感じます。
内気湯浴スペース①(男湯)
内気浴スペース②(男湯)
内気浴スペース(女湯)
ととのいイス(男湯)
お客様が多い時に使用できるととのいイスも浴室入口付近に用意されています。女湯側にも同時ように用意されています。
その他
ロビー
漫画を読みながらのんびりくつろげるスペース。
ロビー奥にある本棚
マンガがびっしり並べられています。
個室のようなスペースもあります。
すべり台
お子様も楽しめそうなすべり台もあります。
時間厳守
グッズの数々
今治タオルのサウナハットや辰巳温泉オリジナルMOKUタオルを販売しています。
フロントカウンター下
ちょっとしたおつまみも売っていて種類も豊富。辰巳温泉はクラフトビールが飲める銭湯。
充電ケーブルレンタル
血圧計
フロナカ書店街
自分のお気に入りの本、読み終わった本、自費出版した本など出店できるサービスです。書店となっているのでメインは本の販売ですが、お気に入りの雑貨やアクセサリーの販売なども可能です。自分好みの小さなお店が銭湯で開店できます。
フロナカ書店街概要
フロナカ書店街
書籍だけにとどまらず、色んなものが販売されています。小さなスペースですが店主の個性が感じられます。
フロナカ新聞
付箋に記事を書くようです。溜まった記事は、ラミレートされて、辰巳新聞として保存されていて誰でも閲覧できるようになっています。
フロナカ掲示板
色々な特典、お得な情報が満載です。
お風呂マナー講座
脱衣所に掲示されています。みんなが気持ちよく入浴できるようしっかり守りたいですね。
イベント情報
毎月様々なイベントが催されています。
店長とお話し
昭和14年に創業した『辰巳温泉』は、8代にわたって様々なオーナーの方に継業され、昭和43年に現在のオーナーの父が引き継ぎ現在に至ります。『辰巳温泉』は、現オーナーが経営していた銭湯をニコニコ温泉(株)が経営を引き継ぎ、2022年7月にリニューアルされた銭湯。ニコニコ温泉(株)は、『辰巳温泉』の他に3つの銭湯を引き継ぎ営業しています。
『辰巳温泉』は、ロビーに6000冊もの漫画が置いてある、一般的な銭湯とは一味違った雰囲気が特徴。お風呂上がりにのんびり漫画を読みながら過ごすことができます。また、自分の好きな本やアクセサリーなどを販売することができる「フロナカ書店街」もあり、出店料を払えば誰でも脱衣所のロッカー程のスペースのお店を構えることができるそう。
リニューアルした『辰巳温泉』は、全世代から愛されるオールナイト銭湯を目指すべく、毎月様々なイベントが催されています。若い世代からご年配の方まですべての世代に喜んでもらえる銭湯とは何なのかを模索する毎日だそうですが、22時間オールナイト営業を行うことでご来店される若い世代が増え、お客様の層も以前に比べ広がっているそうです。どの時間帯でもあったかいお風呂とサウナが楽しめるのは良いですね。
また、『辰巳温泉』では新しいサービスとして「おこもりサウナ」なる事前予約制の貸切サウナが楽しめます。脱衣所の一部に1人用のサウナが設置されていて、自分の好きな音楽を聴いたり3種類のアロマでセルフロウリュができるなど、自分好みのサウナを楽しむことができます。都心では徐々に増えつつあるプライベートサウナですが、東京にある系列店の銭湯ではすでに設置されていて好評だそう。大阪の銭湯でこのサウナが根付くかはやってみないと分かりませんが、貸切サウナ含め新しいカルチャーを生み出したいと意気込む店長。ポジティブな思考から生まれる新しいサウナ、楽しみですね。
6000冊以上の漫画があったり、瞑想サウナがあったりと独自の路線が印象的な『辰巳温泉』ですが、今後は銭湯を通じて地域を盛り上げる存在、地域の方に喜んでもらえる銭湯を目指して進化を続けていくそう。近くにランナーの聖地とも言える長居公園があることから、将来的に『辰巳温泉』がランナーズ銭湯の聖地になればいいなと未来の『辰巳温泉』をイメージされる店長。『辰巳温泉』の更なる進化が楽しみです。
辰巳温泉 店長羽島さん
銭湯の雰囲気がとても大好き、実はサウナが苦手な店長ですが、休日にはいろんな温浴施設に足を運んでは研究に勤しんでいるそう。探究心を持った店長が手掛ける『辰巳温泉』から今後も目が離せませんね。
最後に
今回は、『辰巳温泉』を紹介しました。
古き良き銭湯の雰囲気を残しつつ、新たな銭湯のカタチを感じることができる
『辰巳温泉』は、全ての世代の方が楽しめる銭湯として日々進化しています。
スタッフの方もとても親切、丁寧で気持ちよくお風呂とサウナを楽しむことができました。
瞑想サウナで没入し、アーチ型の天井を眺めながらととのえる
『辰巳温泉』は、再訪確定の素晴らしい施設です。
今回使用している画像は、辰巳温泉様のご協力をいただき撮影したものを使用しております。
最後までお読みいただきありがとうございます。