こんにちは、じっと(@jittoblog)です。
今回紹介するサウナ施設は、東海地方にある銭湯『玉の湯』です。今回初訪問の施設になります。
玉の湯と言えば、有名なのが150℃を超える昭和ストロング、いや昭和超ストロングサウナです。以前から150℃って何?と気になっていたサウナ、経験しない訳にはいかないと思い今回の訪問となりました。
サウナ好きの猛者たちが全国から挑みにくる『玉の湯』のサウナ。
気になった方は、是非覗いてみてください。
では、紹介していきます。
玉の湯基本情報
- 1階銭湯 2階男性専用サウナ
- 営業時間
- 1階銭湯 PM3:30ーAM1:00
- 2階サウナ 平日PM3:30ーPM 10:30 日・祝日 PM2:00ーPM 10:30
- 定休日 火曜日
- 入浴料 1階銭湯大人470円 中人(小学生)150円 小人70円
- サウナ料金200円
- 入浴券大人(10枚)4,300円 中人( 10枚)1,400円 小人( 10枚)650円
- 2階サウナ 1,500円 サウナ割引券( 10枚)13,000円
- 支払方法 現金、QRコード決済
- 駐車場 店舗横平面18台、店舗前にも駐車場あるが縦列駐車のため利用者は番台に鍵預ける必要有り
- 最寄駅 JR四日市駅から徒歩14分程度 近鉄四日市駅から徒歩12分程度
玉の湯のロケーション
三重県四日市市にある『玉の湯』は、1951年創業の老舗の銭湯です。現在、玉の湯のサウナは三重県で一番古いサウナがある施設となっており、地元の常連のお客様から永く愛される銭湯です。
三重県四日市市は、中京工業地帯を構成する臨海工業都市として有名ですが、近年では四日市市内部に電子機器などのハイテク産業も集積しており、世界最大規模の製造拠点となっている半導体工場もあります。近鉄四日市駅周辺は繁華街や商業施設などが集中しており、四日市市南部は南部丘陵公園など緑豊かな大型公園があり、周辺には落ち着いた雰囲気の住宅街が広がっています。
伝統工芸では萬古焼が有名、トンテキは四日市で人気のグルメとなっています。
玉の湯ってどんな銭湯?
いつも開店前から常連のお客様で賑わい地元民に愛されて続けてきた銭湯ですが、近年では150℃を超える2階のサウナが有名となったことで、全国から昭和超ストロングなサウナを求めて来店するお客様が増えてきました。水風呂は地下水を利用していて水温は16℃程度。2階サウナには露天風呂もある外気浴スペースがあり、インフィニティチェアも2脚完備。
150℃超えのサウナが有名ですが、銭湯に併設されているサウナも100℃超えと昭和ストロングな設定。2階サウナの利用者は、1階銭湯も追加料金なしで利用できます。今回の訪問中、2階サウナと1階サウナのハイブリッドの3セットも体験。昭和レトロな雰囲気が漂う休憩所でのんびりテレビを見ながらの休憩が最高でした。
2階だけでは勿体無い、色んなサウナの楽しみ方ができるのが『玉の湯』の魅力です。
玉の湯施設案内
エントランス
奥の扉が銭湯入口
扉を開けると右手に階段があり、上がると男性専用サウナの受付カウンターがあります。
コインランドリーも併設されています。
1階銭湯下駄箱
2階男性専用サウナへは靴を履いたまま階段を上がります。
1階ロビー
1階銭湯受付カウンター
ここでは銭湯のみの会計になります。1階サウナ利用者には緑色のタオルが渡され、サウナに入る時はタオルも一緒に持って入る必要があります。
2階男性専用サウナ受付カウンター
2階サウナの会計はこのカウンターで行い、ドリンクの購入もカウンターで支払いです。この左手に2階サウナ専用の下駄箱があります。
お会計の後にロッカーキーとサウナパンツ、フェイスタオル、バスタオル各1枚ずつ渡してもらい中へ。
1階銭湯
脱衣所
1階男湯脱衣所
清掃が行き届いた脱衣所。ロッカーの数は多め、中央に正方形のベンチがあります。
男湯ドレッサー
洗面台
大きな鏡に広告が雰囲気あります。飲料水もありますのでサウナに入った後の水分補給もできます。
昔懐かしいマッサージチェア
故障中ですが、常連のお客様のイスとして大活躍。
1階女湯脱衣所
お子様用のベッドが完備されています。
女湯ドレッサー
昔懐かしいドライヤー
こちらも故障中ですが、常連のお客様のイスとして大活躍
空気清浄機
男湯女湯それぞれ1台ずつあります。その他にも館内に多数設置されています。
お風呂
ケロリンの桶
銭湯といえばこれですね。
かけ水
水風呂のすぐ近くに設置されています。かけ水が別に設置されているのは嬉しいですね。
ボディシャワー
洗い場
逆側の壁にも洗い場があります。夕方には常連のお客様でいっぱいでした。
座り湯と電気風呂
開店前なので出ていませんが、手前の座り湯はジェットバスになっています。電気風呂も人気。
炭酸泉
ぬるめの温度設定の炭酸泉。長めに入っていられるのがいいですね。目の前に大画面のテレビが設置されています。
漢方薬湯
アトピーやお肌の弱い方にも喜ばれる湯。こちらも玉の湯人気のお風呂。
ラドン浴泉
発汗作用の高いラドン浴泉に入った後のサウナが最高でした。オススメです!茶色の網の中には備長炭がぎっしり。
女湯浴室
基本的には男湯と同じお風呂のバリエーションになっています。
サウナ
10人は入れるサウナ室。温度は入室時104℃でしっかり熱い。5分の砂時計が設置されています。ラドン浴の後は発汗量が倍増です。
水風呂
左が水風呂で右があつ湯です。ここでも温冷交代浴が可能となっています。湯船も深めでいい感じです。
2階男性専用サウナ
脱衣所
大小様々な大きさのロッカーが完備。出張で荷物が多めの方も安心です。
ドレッサー
ドライヤーは無料で利用できます。
ウォーターサーバー
ガラスのコップが裏向きに置いてあります。使用後は別のカゴに使用済みと判るよう上向きに置いておきます。
お風呂
洗い場
シャンプー、リンス、固形石鹸が置いてあり無料で使えます。写真はありませんが浴室入口横にラドン浴泉があります。発汗作用が高まります。
露天風呂
外気浴スペースにあります。
唯一無二の150℃超えサウナ
全国からサウナ好きの猛者たちが集まる150℃超えサウナ。
湿度は低めのドライサウナ。一度は経験すべきと思い、最上段へ上がりましたが想像以上の熱さ。芯まで熱が伝わる前にサウナ室から出てしまうレベルなので、2回目以降は中段あたりでととのいロードを再開しました。常連のお客様も中段辺りに座る方が多い印象。
玉の湯名物150℃超えのサウナ室
最上段は天井と近いので頭がぶつからないよう注意が必要。実際ぶつけてきました。テレビモニター有りの昭和ストロングなサウナ。
開店前の状況
130℃でしたが、開店後入った時は150℃超えの状況。お客様の数は少なめでしたので、出入りで温度が急激に変化することはありませんでした。
今回4回挑んできましたが、ほとんどの時間帯で150℃を超えていました。恐るべし玉の湯。
サウナストーブ前の注意書き
ストーンが置いてある対流式のストーブがあります。
水風呂
手前が水風呂
営業中は蛇口と壁のところから地下水が出ておりてオーバーフローの状態です。水温は16℃程。地下水の水風呂は超高温サウナで蒸された体を優しく冷ましてくれます。
休憩
外気浴スペース
お客様の数と比例して増えてきたイス。石の上にあるととのいスペースも植木をなくして増設しています。インフィニティチェアも奥に1脚と露天風呂横に1脚あります。外気浴スペース確保に感謝ですね。
こちらも玉の湯名物手作りバーベル
玉の湯で作った訳ではなく、常連のお客様が手作りしたものを設置しています。2代目の懐の深さが伺えます。
脱衣所横の休憩スペース
昭和の雰囲気が漂う休憩スペース。パイル地のシートが敷かれたリクライニングチェアは座り心地抜群です。
こちらも玉の湯名物備え付けのタバコ
スマックゴールド
三重県発祥の瓶詰めクリームソーダ。やさしい甘さが特徴の炭酸飲料。キャッチフレーズは「クリームのささやき」です。
ポカリとオロナミンCも販売していますので、自作でオロポも可能です。
その他
玉の湯のサウナパンツ
入店時に渡されるサウナパンツは館内で休憩する時、1階銭湯に移動する時に使用します。
ついついサウナ室に入る時に穿いてしまいそうですので注意。
駐車場
店舗横平面18台と店舗正面に数台分の無料駐車場があります。
平面駐車場の前にコインパーキングもあります。
2代目とお話
1951年(昭和26年)に先代である2代目の父が創業した玉の湯。創業当初は平屋で銭湯のみの営業でしたが、1970年頃に現在の1階銭湯、2階サウナの営業形態にリニューアルしました。
実は玉の湯、2階にサウナが出来た当初は女性用のサウナもありました。男女共にサウナを楽しむことが出来た当初の時代背景は、まだまだ専業主婦の方が多い時代。夕方以降はサウナに入る女性のお客様がほとんどいませんでした。そこで2代目が25歳で玉の湯を継いだ1987年頃に2階は男性専用サウナへスペース拡張、1階銭湯に新たにサウナを設置するリニューアルが行われました。これが現在の玉の湯の姿です。もし今でも女性用サウナが残っていたら、そんな事を考えてしまいますね。
150℃超えの高温サウナは、当初からの温度設定ではありませんでした。100℃に設定して営業していたところ、常連のお客様から「もっと温度上げてくれ」の要望が。サウナ室の出入りで温度が下がるのが理由でした。それではと2代目が120℃に設定。そうすることでサウナ室の温度は100℃をキープ。これで大丈だと思っていたら常連のお客様から「もっと温度上げてくれ」の要望が。それではと130℃、140℃、現在の150℃となった訳です。逆に「もっと下げてくれ」と言う常連のお客様がいたら猛者たちが集う玉の湯のサウナはなかったかも知れません。
トラックドライバーやタクシードライバーの憩いの場だった玉の湯のサウナですが、5年程前に存続の危機があったそう。1日のサウナ利用のお客様の数は10人程度。当時、1階銭湯は常連のお客様で常に賑わっており、1階サウナもかなりの割合で利用されていたことで、銭湯に経営を集約するべきではないかと2代目はギリギリまで考えていたそうです。そのタイミングで起こったのがサウナブーム。急に若い世代のお客様が増えて2代目はびっくりしたそうで「SNSで話題になってます」こんな情報を耳にするようになってから、お客様の数は平日でも30人程度、週末には50人を超えることもあり、ロッカーが埋まって入浴待ちが発生する日がある程の大盛況となりました。
昨今のサウナブームについては賛否両論あるように感じますが、実際このブームによって150℃超えの昭和超ストロングなサウナは存続しています。2代目もお客様が増えて嬉しいと感じてますし、何より常連のお客様も急に若い層が増えたことを否定的に捉えるのではなく、コミュニケーションを取ったりとお客様同士交流が増えているのが2代目にとって一番嬉しい変化だそう。
日本のサウナがブームから文化になればいいなぁ。
玉の湯2代目田中さん
穏やかな雰囲気が印象的な2代目。
この方が手掛けるサウナが150℃超えるとは何か不思議な感じがします。
懐の深い2代目が手掛ける、お客様の要望に真摯に向き合って生まれた玉の湯のサウナから今後も目が離せませんね。
サ飯 隆座(たかくら)
四日市と言えばやっぱりトンテキ!
ならばと玉の湯近くで検索し気になっていた「隆座(たかくら)」でサ飯。
店舗に着いてメニューを見るととんかつのラインナップが。
最初はトンテキの口になっていたのにトンカツも捨てがたい。。。
迷ったあげく店主に相談したところ、「四日市と言えばトンテキですがメインはとんかつなので」と。
これは乗っかるしかないととんかつに変更。結論これが大正解。
とんかつの脂の甘さにびっくり!ラードで揚げた肉厚なとんかつは塩でシンプルに食べるのがベスト!
再訪確定のオススメのお店です。
この看板が目印
店舗外観
店内もすごく落ち着いた雰囲気で◎
駐車場は店舗前に5台完備。
待っていると順番にご案内していただけます。
今回のサ飯
塩ロースとんかつ(シングル)
ミルに入った岩塩を渡してもらえます。
キャベツの量はこれで通常サイズ。
ドレッシングはごま、しそ、わさびの3種類。
とんかつは塩の他にデミグラスソースやおろしなどもあります。
とんかつの断面
甘い脂、柔らかいとんかつがたまりません。
最後に
今回は『玉の湯』の紹介でした。
150℃超えのサウナにどうしても目がいきますが、玉の湯は種類豊富なお風呂も魅力です。
2階のサウナ利用者は1階銭湯も追加料金無しで利用できますので、是非お風呂も楽しんでみてください。
2代目曰く、常連のお客様は炭酸泉又はラドン浴泉で湯通ししてからサウナに入るそう。
個人的にはラドン浴泉で湯通ししてからのサウナが非常に良かったです。
玉のような汗が止まらずととのいロードに没入できました。
常連のお客様の要望に応え続けた2代目の熱量が生んだ150℃超えのサウナ。
超ストロングなサウナの後はととのいロードを加速させる地下水の水風呂。
インフィニティチェアに体が吸い込まれそうになる開放的なスペースでの外気浴。
2代目と奥様をはじめスタッフの人柄に癒される『玉の湯』のサウナ、
再訪確定の素晴らしい施設でした。
今回掲載している画像は、玉の湯様と隆座様のご協力をいただき撮影したものを使用しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。