こんにちは、じっと(@jittoblog)です。
今回ご紹介する施設は、東海地方の施設『サウナピア』です。
昭和レトロな雰囲気が漂う館内、昭和ストロングスタイルのサウナ、
サウナーにはたまらない外気浴ができる庭、絶品サウナ飯もあり、
創業当初から地域のサウナーを虜にする施設です。
昭和ストロング好きの私も以前から気になっていた施設『サウナピア』、
気になった方は、是非、覗いてみてください。
では、紹介していきます。
サウナピア基本情報
- サウナ施設(男性専用)
- 営業時間 AM11:00−翌AM9:00(8:40最終受付)
- 年中無休(オールナイト営業)
- 入泉料
- レギュラータイム 2,500円(AM11:00−翌AM3:00入館)
- 深夜追加料金 800円(AM3:00時点で在館の場合)※AM1:00−AM3:00に入館時は追加料金なし
- サンライズタイム 1,800円(AM3:00−AM6:00入館)
- 朝風呂 1,000円(AM6:00−AM8:40入館)
- 中学生以下 オールタイム半額(父兄同伴)
- サウナ回数券 レギュラータイム(10枚綴り)23,000円 朝風呂用(11枚綴り)10,000円
- マッサージ(全身マッサージ)
- 40分コース(部分コース) 2,900円 60分コース(全身コース)4,350円 80分コース(60分より入念なマッサージ) 5,800円 120分(全身の隅々まで丁寧なマッサージ)8,700円
- 足底マッサージ
- 20分コース(膝下から足裏中心)2,000円 40分コース(身体の反射ゾーンを刺激)3,900円
- ヘッドマッサージ(頭皮、こめかみ、首筋)2,000円
- 駐車場有100台
- JR/名鉄豊橋駅から徒歩50分程度
- 最寄バス停 三郷中(豊鉄バス)から徒歩2分程度
- タクシー 豊橋駅から12分程度(約4km)2,000円程度
サウナピアのロケーション
『サウナピア』がある愛知県豊橋市は、静岡県と隣接し、南側には太平洋が広がり山と海の自然が豊かな地域です。アカウミガメの産卵地として知られる『表浜海岸』や『葦毛湿原』などの観光スポットがあるほか、江戸時代に吉田城の城下町、東海道の宿場町として栄え現存する『二川宿本陣』は、古い街並みを体験することできる人気の観光スポットとなっています。温暖な気候を活かした農業が盛んで、農業産出額は全国トップクラスのほか、三河湾周辺には臨海工業地域が形成され、多様な業種が集積する有数の工業地域でもあります。『豊橋うなぎ』というブランドうなぎの養殖も盛んで、豊川水系の地下水を使用しより自然に近い環境で育てるのが特徴だそう。グルメでは豊橋カレーうどんが有名。豊橋市は、生活満足度No. 1にも選ばれたこともある街で、『こども未来館ここにこ』や『のんほいパーク』など子育て世代には嬉しいスポットも充実しています。豊橋市吉田神社が発祥と言われる『手筒花火』も全国的に有名。
サウナピアってどんな施設?
1982年創業の『サウナピア』は、創業当時には珍らしい郊外に立地する男性専用のサウナ施設で、車に乗って来店される方をターゲットにしていたので駐車場も100台完備。一般のお客様が気軽に、安心して利用できるような施設を目指して営業を続ける老舗のサウナ施設。
創業当時からサウナに特化した、サウナー目線の施設づくりに誰よりもこだわった創業者。館内は150坪の土地を有効に利用した平屋づくり、サウナ室から水風呂、水風呂から外気浴の移動は10秒以内で移動できるサウナーを意識した動線の確保。フィンランド式のサウナ文化を取り入れるため、外気浴ができるこだわりの広い庭を設置。昔から公衆浴場が多くお風呂が身近な存在の日本、そしてお風呂好きの日本人にはサウナがきっとウケるはず、当時からフィンランドを意識したサウナづくりを行なった創業者の先見の目に脱帽ですね。
昭和ストロングスタイルを貫く『サウナピア』は、昭和レトロな雰囲気の店内でありながら、毎日の徹底した清掃とメンテナンスにより、館内は清潔感に溢れ、非常に居心地の良い空間となっています。
もうひとつおすすめのポイントが館内に併設されているお茶屋さんです。こちらで提供されるお料理は、メニューも豊富でどれも絶品。サウナだけでなく、お茶屋の居心地の良い雰囲気の中での食事を目的に来店するお客様も非常に多いそう。
館内のいたる所に広がる昭和レトロな雰囲気の居心地の良さと、昭和ストロングサウナを求めて、毎日訪れる常連のお客様のほか、県外からも多数のお客様が訪れ『サウナピア』は連日大盛況。
昭和ストロング好きにはたまらない、行けばハマること間違いなしの施設です。
サウナピア施設案内
エントランス
館内入口
ネオンの看板が印象的。常連のお客様から「サウナピアの看板は電球じゃなきゃダメ」だと言われるほど。象徴的な存在ですね。
館内入口の案内
サウナに特化した施設では珍しい中学生以下のお子様の価格表示。私もいつか息子と行きたいなぁ。
サインの数々
下駄箱
画像にはありませんが、ブーツ用の下駄箱も完備されています。
フロント
下駄箱に靴を入れたらこちらで鍵を預けて入泉料を支払ます。マッサージを希望される場合もここで予約を行い代金を支払います。マッサージがとても人気なので、希望される場合は入館時に予約するのがおすすめ。
支払は現金とPayPayが利用できます。
サウナピアグッズの数々
脱衣所
ガウン
脱衣所に向かう前に、各自1枚ガウンを持ってロッカーへ向かいます。2枚目以降使用する場合は有料になります。
ロッカーの上のサウナパンツ
全てのロッカーの上にサウナパンツが置かれています。その姿は圧巻、埃が溜まりやすいロッカーの上まで清掃が行き渡っている証ですね。
サウナルールの掲示物とタオル
この掲示板が時代を感じさせますね。お風呂場以外にもタオルが設置されているのは嬉しいサービス。
昭和レトロな化粧室
キレイに磨かれ丁寧に清掃された化粧室は、古さを感じさせない圧倒的な清潔感です。
歴史を感じるオープン当時のチラシが掲示されています。
お風呂
湯船は、右から白湯、水風呂、超音波バイブラバスとなっています。常にオーバーフロー状態の浴槽のおかげで気持ちよく入浴ができます。超音波バイブラバスは、無数の気泡によるマッサージ効果で血行促進、筋肉疲労の回復が期待できます。超ぬるめのお湯なので長く入っていられる、疲れた身体を癒してくれるお風呂です。サウナ室から水風呂の動線に滑り止めのマットが敷いてあるのも嬉しいポイント。安心してサウナが楽しめますね。
入口付近に設置されたサウナパンツとタオル
同じボリュームできっちりと並んだサウナパンツとタオル。サウナパンツはM、Lの2サイズ。画像に写っている茶色のカゴでガウンを一時的に保管して入浴できます。
ナイロンタオルとカミソリと歯ブラシ
使用済みのタオルは下のカゴに入れて、カミソリと歯ブラシは横に備え付けてあるカゴへ入れます。同様のセットが反対側にもセットされています。
洗い場
ピカピカに磨かれた洗い場。シャンプーやボディソープなど、全て同じ場所に整然と並べられています。画像左側の洗い場のシャワーヘッドはミストが出るタイプです。創業当時は、カランもフィンランド製だったそう。
ボディシャワー
説明書が壁に掲示されていますが、シャワーの出し方が少し特殊です。
白湯
温度41℃程のお風呂。広々とした湯船で足を伸ばしてのんびり入浴できます。
超音波バイブラバス
温度28℃程のバイブラバス。このお風呂本当に気持ち良かったです。リラックス効果も抜群、いつまでも入っていられる温度設定もいいですね。
サウナ
正統派な昭和ストロングスタイルのサウナ室は、基本105℃の温度設定ですが、110℃を超えることが多く120℃を超えることもしばしば。訪問当日は、サウナストーブも不具合で温度が上がり切らないと伺っていましたが、1セット目108℃だったサウナ室も3セット目には112℃まで上昇。不具合を感じさせない期待通りの昭和ストロングなサウナでしっかり蒸されました。舟形天井のサウナ室は、ストーブで熱された空気が天井をつたって壁から落ちてく流れができるので、最上段の熱さは昭和ストロングそのもの。壁に設置された大きなガラス窓と昭和レトロな雰囲気の照明がたまりません。
サウナ室入口
ドアのすぐ近くに冷水機が設置されていて、動線も抜群。サウナハット掛けは別の場所に設けられています。
昭和ストロングなサウナ室
テレビモニターの音声が流れるサウナ室。砂時計2箇所、温度計2箇所、12分計も設置されています。サウナ室内の高低差があるので、超高温のサウナが苦手な方でも楽しめます。
温度計とヴィヒタ
昭和ストロングといえばこの温度計。独特なフォントが時代を感じます。ヴィヒタの豊かな香りを楽しめる昭和ストロングなサウナは、フィンランドを意識した『サウナピア』ならではですね。
サウナストーブとストーン
カスター社(フィンランド)のサウナストーブ。フィンランドへのこだわりの強さを感じます。サウナストーンが設置されていますが、ロウリュは出来ません。
サウナハット掛け
庭への出入口付近の壁に設置されています。
水風呂
水道水 7:地下水 3のハイブリッド水風呂は、水温15℃が基本。昭和スロトングなサウナと相性抜群の水温に保たれた水風呂は、常時オーバーフロー。水道水メインの水風呂ですが、ピリピリすることもなく肌あたりはとても良いです。ハイブリッド水風呂、非常に気持ちいいです。
外気浴
これが『サウナピア』名物、庭の外気浴スペース。開放感のある庭での外気浴は、想像以上に素晴らしく、ととのわない訳がない、極上の空間でした。交通量が日中でも非常に多い国道23号線に程近い立地でありながらも不思議と物音がしない、とても静かな空間でととのいロードを満喫できます。
珍しいととのいイス
Siesta SLIMのサンラウンジャー。非常に寝心地がよく、個人的にかなり好みのイスでした。あまり見かけないタイプのイスなので、気になった方は『サウナピア』で是非、試してみてください。
庭に露天風呂?
庭で外気浴が楽しめるのが売りの『サウナピア』ですが、オープン前には庭に露天風呂、しかも水風呂の露天風呂を設置する構想があったそう。結局、水風呂は館内に設置され、ととのいイスが並ぶ今のスタイルに落ち着きましたが、フィンランド式サウナへの飽くなき探究心から生まれた『サウナピア』の外気浴スペースで、「もし、水風呂が庭にあったら」と想像しならが外気浴を楽しむのもいいですね。
脱衣所のチラシをよーく見ると…
オープン当初のチラシに掲載されていた建築パース図をよーく見ると、庭に露天風呂らしきものが描かれています。改めて、40年以上前から外気浴にこだわっていた『サウナピア』ってすごいですね!
その他
休憩スペース
リクライニングソファーがリニューアルされた休憩スペース。座り心地も抜群、ドリンクホルダーもありスマートフォンなども置くのに便利は広めの肘置きがいいですね。
漫画の数々
2箇所に分かれたスペースの棚は、漫画がびっしり並べられています。
雑誌コーナーとブランケット
均等に並べられた雑誌とブランケットに『サウナピア』の丁寧な仕事ぶりが伺えます。
仮眠室
通常は照明も消され、暗い空間の仮眠室。周りを気にせずゆっくり寝たい方にはおすすめのスペース。
マッサージルーム
熟練のスタッフが行うマッサージは、常連のお客様中心にとても人気。マッサージを受けたい時は、フロントで入泉料を支払うタイミングで予約するのがポイント。
AVルーム
地元ローカルの番組や競輪、競艇中継などの番組が流れています。
喫煙ルーム
漫画コーナーの奥に設置されています。
茶屋『水郷』
店内①
明るい店内には、カウンター席と座敷が用意されています。店内に漫画や雑誌の持ち込みOK。美味しいサ飯を食べながらのんびり過ごすことが出来ます。
店内②
奥の部屋にも座敷があります。
『水郷』メニュー
食べ物も飲み物も種類が豊富です。
サ飯
とりあえずこれ
冷奴との生ビール、シンプルだけどめちゃ美味い。とりあえずに最適な一品。
サウナピア名物①
4代目におすすめされて頂いたチャーシュー。肉厚で味がしっかり染み込んだチャーシューは、ビールとの相性も抜群。これクセになります。
サウナピア名物②
こちらも不動の人気の鉄板ホルモン焼き。今回は定食で頂きました。ホルモンの歯ごたえともやしのシャキシャキ感がたまりません。ご飯がどんどんすすむ一品です。
4代目とお話
3代目から経営を引き継いだ4代目が『サウナピア』の経営に携わって約3年。
サラリーマン時代からサウナの仕事を手伝うこともあった4代目でしたが、実際に仕事を辞めて本格的にサウナの経営に乗り出したタイミングは、丁度コロナウイルスが世界中で流行していた時期。様々な規制がある中での施設の運営、館内の人気の施設、茶屋『水郷』の時短営業など乗り越えなければいけない課題は山積みでしたが、変わらなかったのは創業当時からモットーにしている『清潔・健康そしてやすらぎを』を大事に考え、今ある物、今出来ることを100%の力で発揮することでした。
一部リニューアルされている部分はあるものの、基本、創業当初から変わらない施設は、時代に合わせて変化してキレイにするのではなく、昔ながらの設備を磨き込んでキレイにすることを大事されています。館内の至る所に設置されている備品などは水平、垂直に整然と並べられることで圧倒的な清潔感に繋がっています。
また、『年内100改善』という取り組みも施設内で実施されていて、何か小さなことでもアップデートしていくことを大事にさ経緯えれています。スタッフからの気付きや意見を参考に改善されることも多く、常にみんなが考え、より良い施設に変化を続けています。時々、常連のお客様から「あ、ここ変わったね」と気付いてもらえるのが嬉しく、4代目の楽しみの一つなんだとか。
日々行われる施設の改善や年中無休で営業しながらも『清潔・健康そしてやすらぎを』を実現するために、毎日入れ替わりで総勢40名のスタッフの皆さんが働かれています。一切の妥協なく、先代から引き継がれた昭和ストロングスタイルのサウナの実現には、大勢のスタッフの絶え間ない努力によって実現できるんだと、サウナーとして感謝の気持ちでいっぱいになりました。
現在は、4代目と一緒に5代目も『サウナピア』の運営に携わっています。4代目の60歳での引退に備え、基本的に何も変えない、昭和レトロな雰囲気、昭和ストロングなサウナを貫く経営が5代目に引き継がれている真っ最中。現代では実現したくても出来ない昭和レトロな雰囲気の施設、昭和ストロングなサウナが向こう10年後も脈々と引き継がれる道筋ができていることは、サウナーにとっては嬉しいことですね。
4代目の犬飼さん
笑顔がとても素敵な4代目。社長でありながら、こまめにスタッフの方にお声かけしながら一緒にオープン準備をする。目配り、気配り、心配りが印象的な4代目が手掛ける『サウナピア』にこれからも目が離せませんね。
最後に
今回は、『サウナピア』を紹介しました。
近年、全国でサウナ施設が新設されたり大規模はリニューアルが行われ、日々し進化を遂げるサウナ施設がある一方、古き良き昭和レトロな雰囲気と昭和ストロングスタイルを武器に全国のサウナー達を虜にする『サウナピア』。
隅々まで清掃が行き届いた圧倒的な清潔感と、なんとも言えない居心地よい雰囲気の館内。
行ってみないと分からないこの感覚は、4代目をはじめ従業員の方や『サウナピア』を愛するお客様に支えられて実現しています。
4代目曰く、お客様は常連様、初めて来店された方関係なく平等、お客様は家族のようなものだと。
居心地よい雰囲気は、この精神に裏付けされているんだと実感しました。
スタッフの方も親切で丁寧、ホスピタリティに溢れていましたし、
お客様のマナーも非常によく、ストレスフリーでととのいロードを満喫できました。
こだわりの詰まった昭和ストロングなサウナと絶品サ飯が堪能できる『サウナピア』は、
再訪確定の素晴らしい施設です。
今回掲載している画像は、サウナピア様のご協力をいただき撮影した画像を使用しております。
最後までお読みいただきありがとうございます。