※神戸クアハウスは、2024年4月からリニューアルに伴い長期休業中です。
こんにちは、じっと(@jittoblog)です。
今回ご紹介する施設は、関西地方の施設『神戸クアハウス』です。
2種類の異なる温泉と名水100選にも選ばれた天然水が湧き出す神戸クアハウスは、
神戸のど真ん中にある唯一無二の温浴施設です。
神戸ウォーターの奇跡の水風呂を求めて、
全国から猛者たちが集う神戸クアハウスのサウナ。
気になる方は、是非覗いてみてください。
では、紹介していきます。
神戸クアハウス基本情報
- 日帰り温泉・カプセルホテル
- 営業時間 24時間営業(AM3:00ーAM6:00mまで清掃の為入浴不可)
- 年中無休
- 入湯料 大人(中学生以上)1,100円 小人(4歳−小学生)540円
- 貸しタオルセット(バスタオル、小タオル)280円
- 貸しガウンセット(ガウン、バスタオル、小タオル)480円
- 歯ブラシ・ヒゲソリ 各100円
- 回数券 10枚綴り(有効期限6ヶ月)9,900円 30枚綴り(有効期限1年)21,000円
- 電子チケットアソビューでお得な前売り入場券も販売
- 宿泊料(入湯料込み) 予約は神戸クアハウス公式HPより
- スタンダードカプセル4,000円(TV・ラジオ・アラーム)利用時間15時–翌朝10時
- デラックスカプセル4,500円(デスク・TV・アラーム・コンセント)利用時間15時–翌朝10時
- TVブース(男性のみ)3,200円利用時間15時–翌朝10時
- 仮眠室2,600円利用時間18時–翌朝10時
- レイトチェックアウト(30分毎)150円 全てのプランで12時まで延長可能
- 韓国式アカすり 営業時間13時–24時 定休日:毎週月曜日(祭日の場合翌火曜日休み)
- マッサージ・鍼 営業時間12時–24時
- 最寄駅JR三宮駅、神戸三宮駅(阪神、阪急)徒歩10分程度 JR新神戸駅徒歩10分程度
- JR三ノ宮駅–神戸クアハウス間で送迎バス運行あり
- 駐車場なし 近隣にコインパーキング多数あり
神戸クアハウスのロケーション
神戸市中央区にある神戸クアハウスは、JR三ノ宮駅、神戸三宮駅(阪神、阪急)、とJR新神戸駅の間に位置するアクセスが非常い良い好立地の温浴施設です。神戸市には、日本最古の神社のひとつの生田神社や山頂から絶景が楽しめる六甲山などの観光スポットが有名。神戸牛、神戸中華街、そばめし、明石焼きなど神戸ならではのグルメも多数。独自の食文化も楽しめグルメ旅にもぴったりな街です。
神戸クアハウスってどんな施設?
1991年創業の神戸クアハウスは、2種類の温泉(重曹泉、硼酸泉)と名水100選にも選ばれている神戸ウォーター布引の水が湧く唯一無二の温浴施設です。神戸市内の好立地で温泉が楽しめるだけでなく、神戸ウォーターを使用した水風呂が人気のサウナも楽しめ、週末には入場制限がかかるほど人気のサウナスポットになっています。施設にはカプセルホテルも併設されているので宿泊施設としても利用可能です。カプセルホテルは男性専用の施設が多い中、神戸クアハウスは性別関係なく利用可能なのも嬉しいですね。
神戸クアハウスは元々。。。
神戸クアハウスは、元々自走式の立体地駐車場だった建物を改築した施設だそう。
館内には元駐車場の名残があり、脱衣所から浴室の移動に使う階段が緩やかな傾斜なのは、自走式駐車場のスロープの傾斜を利用しているからだとか。だから神戸クアハウスの階段は大きく緩やかな角度になっているんですね。
正面から見た神戸クアハウス外観
以前から何となくサウナ施設っぽくない外観だなと思っていたら立体駐車場だったと知り納得。確かに建物の中央付近にスロープの名残のようなものがありますね。
神戸クアハウス施設案内
エントランス
神戸クアハウス入り口
向かって左手に神戸ウォーターが自由に汲める給水場があります。
神戸ウォーター布引の水 給水場
100円で2分間給水が可能です。たまたまお客様がいないタイミングだったので撮影できましたが、神戸ウォーターを求めて大量のタンクを持参したお客様で常に賑わっていました。水風呂への期待が高まりますね。
入口下駄箱
館内に入り下駄箱に靴を入れて、鍵を持って奥の券売機でチケットを購入します。クーポンなどを利用する場合は、直接受付フロントへ向かいます。フロントで下駄箱の鍵と脱衣所ロッカーの鍵を交換します。
グッズ販売コーナー
Tシャツやサウナハット、ステッカーなど販売していますが、一際サウナカレーが目を惹きます。カレー食べるまでがサウナ!
布引の水 水飲場
エレベーターホール前にある水飲場。館内を利用される方は、500mlペットボトル1本分が無料でいただけます。これは嬉しいサービスですね。
1階受付フロント前エレベーター
お会計を済ませ脱衣所ロッカーの鍵を受け取ったら、エレベーターで上がります。男性は3階、女性は4階とフロア毎に別れています。
3階男性フロア
エレベーターを降りたら向かって左に進んでいきます。
脱衣所
脱衣所前階段(男湯)
神戸クアハウスの階段は、踏板が広く大きく蹴上が低い、ご年配の方でも無理なく上り下りできる設計。檜が使われた階段は、従業員の方が範囲を区切り毎週磨いているそう。裸足で歩くと何とも言えない気持ちよさは従業員の方に支えられています。身体の水分はよく拭き取って利用したいですね。
お風呂
神戸クアハウスと言えば、2種類の異なる泉質の温泉が楽しめるお風呂。男性用には露天風呂、女性用には高濃度炭酸泉もあり、サウナだけじゃない楽しみが盛り沢山です。
重曹泉(男湯)
美肌効果が高く美人の湯とも言われる温泉。新陳代謝の活性化にも効果抜群。
硼酸泉(男湯)
すべすべした肌触りの泉質で、身体の芯から温まります。新陳代謝の効果も高く、個人的に好きな泉質でした。
半身浴(男湯)
ジェットバスでリラックス効果抜群のお風呂。お湯には神戸ウォーター100%使用の贅沢なお風呂。
半身浴(女湯)
ぬるめのお湯に浸かることで、発汗作用が高まり、新陳代謝が促進されます。ジェットバスによるリラックス効果も期待できます。
寝湯(女湯)
寝転びながらのジェットバスが楽しめます。リラックス効果抜群。神戸ウォーター100%使用。
浴室内でも神戸布引の水が飲めます。1人500mlペットボトル1本分汲むことができます。サウナ後の水分補給に神戸ウォーターが飲めるのは嬉しいですね。
サウナ
サウナ室(男湯)の温度は訪問時90℃〜95℃あたり。お客様の出入りで室内の温度は一時的に下がるものの、20分毎に作動するオートロウリュによりサウナ室の温度と湿度が保たれしっかり熱い。水風呂の横にサウナマットが用意されていますので、気持ちよくサウナが楽しめるよう配慮されています。前面がガラス張りになっているのが特徴の神戸クアハウスのサウナ室、現在の消防法では実現が不可能な設計となっているとても珍しいサウナ室となっています。今後同じようなサウナ室が生まれないと思うと、蒸されている時も何か貴重な時間に感じますね。
サウナ室(男湯)
20分毎にオートロウリュがあり、湿度がしっかり保たれたサウナ室。温度は90℃程ですが湿度がある分しっかり熱く、玉のような汗が止まりません。サウナ室奥には寝転びながらサウナを楽しめるスペースもあります。
サウナ室(女湯)
男性側より若干低めに設定されている遠赤外線のサウナ室。自分のペースでゆっくりとサウナが楽しめます。
水風呂
名水100選の神戸ウォーターの水風呂。樹齢500年以上の高野槙を使用した風呂桶に、天井から降り注ぐ神戸ウォーター。水風呂は常にオーバーフロー状態、訪問時の水温は18℃〜19℃で冬季は16℃〜17℃くらいになるそう。サウナーの中には水温高めと感じる方もいるかも知れませんが、やわらかく包み込まれるような神戸ウォーターの極上の水質はハマります。これでいいんだと納得の水風呂です。
水風呂(男湯)
神戸ウォーター100%の贅沢な水風呂。風呂桶も大きめなので、ゆったりと入れます。やわらかい水質の水風呂はいつまでも入っていたくなります。
水風呂(女湯)
女湯は円形の水風呂、もちろん神戸ウォーター100%使用の極上の水風呂です。
休憩
男湯には露天風呂がありイスも設置されていますので、外気浴も楽しめます。
休憩スペース(男湯)
水風呂前の休憩スペース。画像にはありませんが、現在はイスの前に足置き台が用意されていてととのいスペースが更にアップグレードしております。
休憩スペース(女湯)
広々とした空間でゆったりと休憩できます。画像にあるお風呂が女性だけにある高濃度炭酸泉です。
その他
休憩所
1階エントランス奥の階段を上がれば、のんびりテレビを見たり、漫画を読みながらゆっくりくつろげるスペースがあります。
仮眠室
日帰に入浴の方が利用できる仮眠室。TVは無いので静かにゆっくりくつろげます。
TVブース
有料ですが個室になったTVブースもご用意。
送迎バス時刻表
平日、週末でバスの運行時間が違うので注意が必要です。
コインパーキングの案内マップ
神戸クアハウスには専用駐車場がありません。神戸クアハウスの入口自動ドアを入ると、案内マップが用意されています。
神戸クアハウスの階段にあるメッセージ
創業当初からある階段のメッセージ。30年後の未来を予想していたかのような刺さる言葉ですね。先代のお客様への気遣いが感じられますね。
サ飯
館内には名水レストランがあります。こちらで使用している水も全て神戸ウォーターです。美味しいお水で作った美味しいサ飯が食べられます。
名水レストラン店内
座敷、テーブル席、カウンター席があり、のんびりくつろげる空間になっています。
名水レストラン座敷
今回、こちらの座席でサ飯頂きました。注文時にロッカーの番号をスタッフに見せて控えてもらいます。
豚キムチ焼きそば
サ飯にオススメとなっていましたので、思わず注文。熱々の鉄板で運ばれてきた焼きそばがジュージューと音を立ててます。
注文伝票
レストラン内では会計は行いません。この伝票を持ってフロントに預けます。料金は帰りに一括精算されます。
施設の方とお話
1991年3月創業の神戸クアハウス、実は2代目。初代神戸クアハウスは、現在の神戸クアハウスの目の前にあった10階建ビルの5階から10階のテナントで営業していました。現在は更地になりビルは存在していません。初代神戸クアハウスが経営不振により廃業することが決まり、そのタイミングで先代が引き継ぎ現在の場所で2代目神戸クアハウスとして営業を開始しました。
神戸クアハウスといえば2種類の天然温泉ですが、実は先代が地質学者から助言を受けて掘り当てた奇跡の温泉でした。当時、街のど真ん中に温泉が湧くなど誰も考えもしませんでしたが、地質学者の「この辺りの地層は温泉が出るよ」の一言で先代は温泉を掘り、1度は失敗したものの、2度目で見事「重曹泉」を掘り当てます。普通の経営者ならここで終わりそうなものなのですが、さらに先代は温泉を掘り2つ目の硼酸泉を見事掘り当てたことにより、同施設内で異なる温泉が楽しめる唯一無二の温浴施設が誕生しました。
初代神戸クアハウス跡地
現神戸クアハウスから目と鼻の先にある跡地。この場所の地下では今でも硼酸泉が湧いており、現在の神戸クアハウスまで地下のパイプを通って汲み上げているそう。こんな街中で温泉が沸いているなんて何とも不思議ですね。
もうひとつ神戸クアハウスといえば名水100選にも選ばれた神戸ウォーターですが、この水もある人物の一言がから生まれた奇跡の水。以前、神戸市内にあった中華料理の名店海皇(ハイファン)の店主から「水道代が高くて大変なんだ」と話を聞いた先代。それならばと井戸を掘ってみたところ地下水が湧き、その水が名水100選神戸ウォーターになったわけです。嘘のような話ですが、先代のバイタリティと行動力が無ければ今の神戸クアハウスは存在していなかったかもしれませんね。
支配人曰く、神戸クアハウスの歴史は、阪神・淡路大震災から復興する神戸市と共に歩んできた歴史そのものだそう。
神戸クアハウスの創業から4年後の1995年7年1月17日。
神戸市を未曾有の大地震が襲いました。神戸クアハウスも例外ではなく大きな被害を受けましたが、幸いなことに温泉と地下水は地殻変動の影響もなく湧き続けていました。震災直後はライフラインの復旧がままならず、被災された方々の生活は非常に厳しい状況でした。大量の水を確保することは困難だったため、お風呂に入れないことも常態化していました。そこで神戸クアハウスは従業員総出で復旧作業を進め、約1ヶ月後の2月20日に営業再開の目処がたち見事復活を果たしました。そこから20日間、神戸クアハウスは震災の被害に遭われた方のために無料で施設を開放しました。連日長蛇の列ができる程の大盛況、のべ2万人の方が神戸クアハウスの温泉を利用されたそうです。
震災時は冬の季節、冷えた身体に神戸クアハウスの温泉は多くのお客様に喜ばれ、被災された方々の心も身体も癒されたことでしょう。
創業当初の神戸クアハウスは、カプセルホテルはなく温浴施設のみでの営業でした。その後、阪神・淡路大震災が発生したことがカプセルホテル誕生のきっかけとなります。神戸市内の復旧にあたり、全国から沢山の方々が神戸市に集結し作業することになりました。しかし、神戸市内に集まった作業員の方々が寝泊まりする場所が確保できない問題が発生しました。震災により、ホテルも軒並み被害に遭い機能していないことが要因でした。その現状を見た先代は、持ち前のフットワークの軽さで即神戸クアハウスにカプセルホテルを併設することを決め、作業員の寝床を確保することになりました。
神戸クアハウスの歴史は、震災から復興する神戸市と共に歩んできた歴史そのものと言われた支配人の言葉にも納得です。
支配人の坂本さん(右)と元熱波師の松本さん
創業当初から人とのつながり、地域に根ざした運営を大事にしてきたと語るお二人。今後は地元のお客様と全国から来店されるお客様がサウナを通じてつながり、みんなが気持ちよくサウナを楽しめる施設にするのが目標だそう。今後も神戸クアハウスから目が離せませんね。
最後に
今回は、神戸クアハウスをご紹介しました。
創業から30余年、地域の方に愛される神戸クアハウスのサウナ。
現在では、神戸ウォーターの水風呂を求めて
全国からサウナーが集まる人気店となっております。
2種類の温泉や神戸ウォーターが素晴らしいのはもちろんですが、
私は、働かれているスタッフの方もとても素晴らしいと思いました。
フロントでのお迎えから元気がよく丁寧、気持ちよくサウナに向かうことができました。
こんなところでも人とのつながりを大事にする神戸クアハウスを実感できます。
ホスピアリティの高さにととのいそうになる神戸クアハウス。
もちろん再訪確定おの素晴らしいサウナ施設です。
今回掲載している画像は、神戸クアハウス様にご協力をいただき撮影したもの、
一部、神戸クアハウス様よりご提供いただいたものを使用しております。
最後までお読みいただきありがとうござます。