こんにちは、じっと(@Jittoblog)です。
今回ご紹介する施設は、東海地区の銭湯『春日井温泉』です。
この施設には、熱々のサウナと相性抜群の地下水掛け流しの水風呂、錦鯉が悠然と泳ぐ池と滝を眺めながらととのえる露天スペースがある、東海地区で注目の公衆浴場になります。
その他にも岐阜から直送される天然温泉をはじめ、バリエーション豊富なお風呂が多数用意されています。
銭湯にいながらお湯のテーマパークに来たような、ワクワクが盛り沢山の施設『春日井温泉』のお風呂とサウナ。
気になった方は、是非、覗いてみてください。
では、紹介していきます。
春日井温泉基本情報
- 銭湯
- 営業時間 平日13:30−0:00 土日祝10:00−0:00
- 年中無休
- 入浴料 大人500円 中人(小学生)180円 小人(幼児)100円 サウナ( 入浴料込)650円
- 入浴回数券(10枚綴り) 大人4,500円 サウナ回数券(入浴料込10枚綴)5,200円
- レンタルフェイスタオル 30円
- シャンプー、リンス、ボディソープ、石鹸、ヒゲソリなどのアメニティも販売。
- マッサージ(全身)30分1,700円 営業時間16:00−23:00
- 最寄駅 JR春日井駅より徒歩8分程度
春日井温泉のロケーション
『春日井温泉』のある愛知県春日井市は、名古屋市のベッドタウンとして住環境に恵まれた地域です。名古屋市内へは、JR春日井駅から乗り換えなしで名古屋駅まで行ける好アクセスな立地。自然も豊かで、市内にある『落合公園』は、日本の都市公園100選に選ばれたほか、花と緑にあふれた『グリーンピア春日井』など自然を身近に感じられる街です。実は春日井市、観賞用サボテンの実生栽培で生産量全国1位のサボテンの産地なんです。
春日井温泉ってどんな銭湯?
1965年創業の『春日井温泉』は、創業から増築を繰り返し、現在では東海地区で最大規模の大きさを誇る公衆浴場として、地域のお客様から愛される施設となっています。『春日井温泉』といえば、岐阜池田さくら温泉から直送される天然温泉をはじめバリエーション豊富なお風呂が毎日楽しめ、温度と湿度が絶妙なバランスのサウナ、地下水掛け流しのキンキンに冷えた水風呂が人気の施設。大きな滝と滝壺の池を優雅に泳ぐ錦鯉を眺め、滝の音に癒されながらの外気浴は唯一無二、贅沢な時間が流れています。現在では、長年通われる常連のお客様のほか、サウナと水風呂、滝を眺めながらの外気浴を求めて遠方から足を運ばれるお客様で連日賑う、サウナー注目の施設となっています。
春日井温泉施設案内
エントランス
春日井温泉外観
施設前に広い駐車場が完備されています。コインランドリーも併設されています。
入口案内看板
玉ジャリサウナは、スチーム・ミストサウナの事。サウナ室内床の一部に足つぼを刺激できる石が埋め込まれているのが由来のようです。
入口下駄箱
下駄箱の木札に面白いメッセージが書かれた札が混ざっています。春日井温泉名物手作りの木札。
ロビー
奥に進むと券売機とフロントがあります。向かって正面が女湯、右側が男湯になります。
実は、裏手にもあります。
裏手の入口と駐車場
施設の真裏にも入口と駐車場があります。公衆浴場の中でもかなりの台数が確保された駐車場です。
裏手入口の下駄箱
こちらの下駄箱にもメッセージが書かれた木札が配置されています。
裏手入口の廊下
靴を抜いで、そのまま直進するとフロントに直結します。
券売機
券売機のお札は1000円のみの対応になっているので、両替が必要な場合はフロントで対応してもらえます。サウナに入る方には専用の茶色いバスタオルが渡されますので、サウナに入る時は一緒に持ち込むことを忘れずに。サウナ券10枚5,200円は超お得ですね!
脱衣所
のれん
男湯のれん。のれんを潜る時いつもワクワクします。
脱衣所(男湯)
広々とした脱衣所。奥にはドライヤー(有料)も用意されています。
脱衣所(女湯)①
こちらも広々とした脱衣所。ベビーベッドのすぐ側に台数分のロッカーが設置されているので、赤ちゃんを寝かせながら近くで身支度ができていいですね。
脱衣所(女湯)②
女湯の脱衣所には、浴室へ向かう出入口が2箇所あり、こちらの画像は直接塩サウナ、ミストサウナへ繋がる入口になります。
洗面台(男湯)
洗面台の上に洗面器が積み上げられています。浴室内には用意されていないので、必要な場合はここから持っていきます。女湯も同じようになっています。
お風呂
『春日井温泉』は、バリエーション豊富なお風呂が楽しめるのが特徴です。公衆浴場によくある大きな白湯が浴室中央にあるスタイルではなく、壁際に細かく仕切られた浴槽の中に様々な種類のお風呂が用意されています。一度に沢山のお風呂が楽しみたい方は気分が上がること間違いなしです。熱湯以外は基本40℃程の温度設定になっています。お風呂の種類や配置などの基本的なつくりは、男湯女湯ほぼ同じに設計になっています。
薬湯(男湯)
薬草の香りでリラックスしながら入浴できます。バイブラバスになっているので、リラックス効果がより高まりますね。
熱湯(男湯)
45℃に設定された熱湯は、この辺りではあまり無い温度設定なので施設内でも人気のお風呂です。地下水掛け流しの水風呂との温冷交代浴もおすすめです。
天然温泉(男湯)
岐阜池田さくら温泉から直送されてくる天然温泉。毎日入れ替えられる天然温泉は、週3回現地から直送され施設のタンクに保管されています。こちらもバイブラバスになっているのが個人的に嬉しいポイント。
白湯(女湯)
ミッキーの絵柄のタイルがかわいいですね。男湯も同じつくりになっています。女湯にはアヒルがたくさん浮いていました。
電気風呂(男湯)
かなり強めの電気風呂だったので、あえなく入浴を断念。いつか電気風呂を楽しめる男になりたい。
座風呂、寝風呂、エステバス(男湯)
このお風呂がかなり気持ちよかったです。手前にある寝風呂は角度が自分に合っていたのか、とてもリラックスしながら入浴できました。
露天風呂(女湯)
錦鯉の大きさに圧倒されます。滝の音がリラックス効果抜群、非常に気持ちのよい空間です。
洗い場(男湯)
浴室の中央から洗い場が設置されています。洗い場の数はとても多い印象です。
洗い場(女湯)
画像奥で塩サウナとミストサウナに繋がっています。
かけ湯(男湯)
出入口横に設置されています。持参したアメニティを置く棚も設置されています。
ボディシャワー(女湯)
サウナで出た汗を一気に流せるので、あれば嬉しい設備。
サウナ
男湯のサウナは、ボナサウナとスチームサウナの2種類、女湯のサウナはボナサウナ、ミストサウナ、塩サウナの3種類になります。ボナサウナ室内の温度は、訪問時82℃程。一見、低めの温度設定と思われがちですが、『春日井温泉』のサウナは、湿度が高く保たれたボナサウナ。湿度のおかげで体感温度100℃はあります。油断して上段に座るとびっくりする程の熱さ、滝のような汗がすぐに身体を流れはじめます。『春日井温泉』のボナサウナ、痺れます!
ボナサウナ(男湯)
広めの室内のボナサウナ。82℃程の温度設定ですが、湿度がしっかり保たれているのでかなり熱さ。玉のような汗が流れます。入室前の水分補を忘れずに。
スチームサウナ(男湯)
50℃程のスチームサウナは、天井からミストシャワーが常に降り注いでいます。写真では見えにくいですが、床に黒いマットのような部分に足つぼマッサージの石が埋め込まれています。定期的に足元から吹き出される高温のスチームは、油断するとやられる熱さ、一気に室内の温度が上がります。常連様にも人気のサウナ。
ボナサウナ(女湯)
男湯に比べて室内は狭めです。
塩サウナ
女湯だけに設置されているサウナ。サウナ内に塩は用意されていなので、必要な場合はフロントで購入します。
塩サウナ付近のシャワー
塩を洗い流せるよう近くにシャワーが設置されています。
水風呂
『春日井温泉』の水風呂は、地下水掛け流しの水風呂とチラーでキンキンに冷やされた冷水風呂の2種類があります。水温は水風呂が17℃、冷水風呂が14℃程です。実は、訪問当日にポンプの不具合がありキンキンの冷水風呂を体験することが出来なかったのですが、地下水掛け流しで常時オーバーフローの水風呂はお世辞抜きで最高でした。肌をやさしく包み込み、やわらかく、いつまでも入っていたくなる極上の水質が公衆浴場で楽しめるなんて、地元の方が羨まし過ぎます。
水風呂(男湯)
収容人数2名程の水風呂。この隣にチラーで冷やされた冷水風呂があります。冷水風呂は水温13〜14℃程で収容人数1名。
水風呂(女湯)
女湯の水風呂は、冷水風呂と横並びになっており、湯船も男湯より広い印象です。女湯には塩サウナ付近にも水風呂があります。
休憩
露天スペースで外気浴が可能です。滝の音が心地よいBGMとなり、目を瞑りながら露天風呂の縁に座っていると、ととのいが急加速していきます。ととのいイスは少ないですが、そんな状況が気にならないくらい最高のロケーションが目の前に広がっています。汗が噴き出るサウナ、やわらかい水質の水風呂、滝の音に包まれる外気浴で最高の1セットが完成します。
露天風呂の縁
画像にはありませんが、露天スペースにイスとベンチが1脚ずつあります。ほとんどの方は露天風呂の縁で休憩されていました。
ミストサウナ付近(女湯)
女湯のミストサウナ出入口付近にはととのいスペースがあります。
その他
コインランドリー
マッサージルーム
30分1,700円でマッサージが受けられます。
ロビーのベンチ
のんびりテレビを見ながらお風呂上がりに休憩ができます。
ドリンクの数々
お風呂上がりの定番のドリンク。種類はかなり多めですね。
ショーケース
3代目が発案した『春日井温泉』オリジナルTシャツとタオルも販売されています。
下駄箱の木札
初めは学生さんが作成したのが始まりだそうですが、反響が良かったので2代目の鶴の一声で女将さんがメッセージ入りの木札を増産。女将さん手作りの木札に入店時からととのいそうです。
池田さくら温泉の成分表
駐車場
施設の方とお話
1965年に先代が創業した『春日井温泉』は、現在では2代目夫婦と3代目の息子さんが中心となって運営をされています。創業以来、サウナの導入や天然温泉の直送などアップデートを繰り返しながら、現在の『春日井温泉』が誕生しました。
『春日井温泉』と言えば大きな滝と錦鯉が泳ぐ池が名物ですが、この錦鯉がいる風景は、関東の銭湯でよく見かける壁に描かれた富士山の絵に近いイメージなんだそう。昔、名古屋市内やその周辺で銭湯が数多く営まれたいた時代、銭湯の浴室内には規模の違いはあるものの錦鯉がいる池や水槽が設けられた銭湯が多かったそうです。最初は何で錦鯉がいるのかと思っていましたが、2代目からお話を伺っているうちに名古屋にいた祖母の家の近くあった銭湯にも錦鯉が泳いでいたことを思い出しました。歴史的背景は定かではありませんが、この辺りの銭湯で錦鯉がいることはごく自然なことなのかも知れませんね。
『春日井温泉』は、人と人が繋がる大切なコミュニティの場として存在していると2代目は仰っていました。近隣住民の方だけでなく、車に乗って少し離れた場所からでも来店できるよう、公衆浴場では珍しい70台程は駐車できる無料駐車場が完備されています。近くからくる方も車でくる方も『春日井温泉』で出会えば会話が生まれる、お風呂やサウナだけでなく何気ない会話を求めて常連のお客様が集まる『春日井温泉』に大きな脱衣所が設けられているのも納得です。訪問時も、脱衣所のベンチに座って会話を楽しむ常連のお客様で賑わっていました。
2代目女将さんは『春日井温泉』に、皆さまに癒しの場として心の洗濯に来てもらえればと仰っていました。サウナに入って、水風呂に入って、休憩して、時にはバリエーション豊富なお風呂に浸かりながら、嫌なことは忘れて明日への活力をチャージする。設備面で水風呂が小さく、申し訳ない部分があるものの、お風呂から上がった瞬間、心と体がリセットされるような体験を『春日井温泉』で実感していただければ幸いとのこと。このような気持ちで毎日運営されている事を知るだけで、お風呂に入る前から心が癒されますね。
先代が銭湯経営を退いたタイミングで『春日井温泉』で2代目夫婦と共に働き始めた3代目。銭湯で働く中で、昔ながらの『春日井温泉』を好んで来てくださる常連のお客様の満足と、サウナブームをきっかけに『春日井温泉』を知り来店されるようになった、いわゆる新しいお客様の満足のバランスを考えることがあるそう。現在は、長く『春日井温泉』に来店される常連のお客様が、喜んでいただけることを大切に日々運営しながらも、Tシャツやタオルなど『春日井温泉』オリジナルグッズを3代目発案で販売開始するなど、違う角度から『春日井温泉』のアップデートに3代目が一役買っています。最初は売れるかと心配されていた女将さんも、グッズの反響の大きさにびっくりしているそうです。
『春日井温泉』は近々、サウナ室中心にリニューアルが予定されているそうです。3代目が加わり、伝統を残しつつ、時代に適応しながら徐々に変化していく『春日井温泉』のお風呂とサウナから今後も目が離せませんね。
2代目女将さん(右)に抱かれた愛犬と3代目息子さん
2代目含めみなさん大のサウナ好き。時間があれば遠くの施設までサウナの旅に足を伸ばすほど。サウナ好きの家族がイチ押しのボナサウナと地下水掛け流しの水風呂、気持ちがいいわけです。
最後に
今回は、『春日井温泉』を紹介しました。
お風呂のテーマパークを思わせるバリエーション豊富なお風呂、温度と湿度のバランスが絶妙なサウナと地下水掛け流しの贅沢な水風呂は、開店と同時に流れ込む多くのお客様の心と身体を癒します。
館内は、隅々まで清掃が行き届き清潔感に溢れていて、アットホームな雰囲気に心が癒されます。
ロビーのベンチで汗が引くのをのんびり待ちながらのむドリンクが格別でした。
サウナ好きの家族が手掛ける、一度入るとクセになる『春日井温泉』のサウナ。
再訪確定の素晴らしい施設です。リニューアルが待ち遠しいですね。
今回掲載している画像は、春日井温泉様のご協力をいただき撮影した画像を使用しております。
最後までお読みいただきありがとうございます。